ヴァーレとリオ・ティント:鉄鉱石の年次価格契約、14年に復活も

鉄鉱石輸出で最大級の2社、ブラ ジルのヴァーレと英・オーストラリア系リオ・ティントは、鉄鉱石供 給で40年間続けていた年次価格契約を2014年にも復活させる可能性 がある。買い手である製鉄各社が短期での値決めに抵抗しているため だ。欧州鉄鋼連盟(EUROFER)がこうした見方を示した。

EUROFERのモファット事務局長は、供給増加で生産者側の 価格交渉力が弱まっており「年次ベースでの値決めに戻ると引き続き 確信している」と述べた。「価格保証などの点から、双方にとっての利 点は明らかだ」と話した。

製鉄業界は鉄鉱石の価格決定制度変更への対応に苦慮している。 10年の契約価格が2倍余りに上昇する中、スポット市場に基づいた 四半期ベースでの価格取り決めに昨年移行したことで、製鉄各社のコ スト予想と顧客への価格転嫁は難しくなっている。ただ、新たな鉄鉱 石事業の操業開始で供給が拡大し、こうした状況が変わる可能性があ る。

オリーブツリー・セキュリティーズのロンドン在勤アナリスト、 クリスチャン・ジョージズ氏は、「鉄鉱石が広く入手可能となる状況 は、想定されているほど遠くないかもしれない」と述べた。「その点 では、豪州やブラジルの最大手以外にも、長期の値決めで一定量の供 給保証に前向きな鉄鉱石供給企業は多くいる」と指摘した。

ヴァーレとリオ・ティント、豪英系BHPビリトンはいずれも、 鉄鉱石価格急騰を受けて生産拡大を計画している。

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