【テクニカル分析】ユーロは対円で昨年8月の約9年ぶり安値へ

三菱東京UFJ銀行金融市場部の 亀井純野シニアアナリストのテクニカル分析によると、ユーロは円に 対し2月中旬にも、昨年8月につけた2001年7月以来の安値水準、1 ユーロ=105円44銭を試す可能性が高い。

ユーロ・円相場は昨年8月24日に約9年ぶり安値を記録した後、 10月7日に約5カ月ぶりに115円68銭まで上昇。その後は下落に転 じ、今月10日には一時、約4カ月ぶり安値106円83銭をつけた。

亀井氏は11日のインタビューで、5、21、65日などで見た移動 平均線が下落しており、6日には一目均衡表の転換線を終値でも下回 ったと指摘。相場水準が①「雲」を下回る②転換線が基準線を下回る ③遅行スパンが同日の相場水準を下回る-の「売り3役が点灯し、強 い下落圧力を示唆している」と語った。相対力指数(RSI)などで も、ユーロ安・円高の「過熱感は見られない」とも述べた。

ユーロ・円相場は7日、昨年8月の安値から10月の高値までの上 げ幅をフィボナッチ級数の1つ76.4%戻した水準107円86銭を終値 でも下回った。亀井氏は当面の下値めどは「もはや、全戻ししかない」 と指摘。昨年8月につけた01年7月以来の安値を試すと予想した。

ただ、到達する時期については、テクニカル分析上は「2月中旬 以降」と指摘。昨年11月22日の高値114円94銭や12月14日の高値 112円19銭から今月4日の高値110円24銭をおおむね通る下向きの 傾向線が、2月中旬に昨年8月安値と交わると説明した。

目先の節目として、昨年9月10日の安値106円26銭と、同月8 日の安値105円80銭を挙げた。昨日のユーロ安・円高も、9月14日 の安値106円77銭を前に一服したと指摘した。

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