中国の外貨準備高:世界最高の2.85兆ドルに増加、昨年末時点

中国の外貨準備は2010年末時点で 世界最高の2兆8500億ドル(約236兆円)となり、前年末に比べ18.7% 増加した。人民元建て融資も政府の年間目標を上回った。

中国人民銀行(中央銀行)がウェブサイトで11日発表した。10 年末の外貨準備は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス ト9人の予想中央値(2兆7600億ドル)を超えた。10年の人民元建 て融資は7兆9500億元と、政府目標(7兆5000億元増)を超えた。

中国政府が流動性と物価の抑制に取り組む中、人民銀は預金準備 率引き上げを継続し、手形を発行し、人民元の一段高を容認する可能 性がある。米国の金融緩和は、さらなる資金流入につながり、約2年 ぶりの高水準にある中国のインフレ率を一段と上昇させかねない。

UBSのエコノミスト、汪涛氏(北京在勤)は、この日の発表前 にリポートで「11年には中銀手形の純発行額がさらに増えるほか、預 金準備率の複数の引き上げを予想している。人民銀は外貨準備の持続 的で大規模な増加という課題に直面している」と指摘した。

人民銀によると、昨年12月のマネーサプライ(M2)は前年同月 比19.7%増と、エコノミストの予想中央値(19%増)を上回る伸び。 同11月は19.5%増。人民元建て新規融資は4807億元。予想中央値は 3600億元だった。

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