株式アナリストの助言は危険いっぱい-逆張りで高リターン

株式アナリストの助言に従うとあ なたの投資利益を危険にさらすことになりかねない。

米S&P500種株価指数の構成企業でアナリストらが最も有望視 した銘柄は同指数が回復し始めた2009年3月以降に平均で73%上昇 した一方、買い推奨が最も少なかった銘柄は165%上昇したことがブ ルームバーグの集計データで分かった。金融機関のアナリストが現在 お気に入りのセクターは小売りと飲食店チェーン業界だが、これらは 昨年最も上昇した業種であり、11年予想利益を基にするとS&P500 種よりも割高な水準にある。

アナリストの助言を逆張り指標とみる投資家は、電話株に次いで 高配当の公共株と、今年の利益がS&P500種の3倍の伸びが見込ま れている銀行株を買っている。リッジワース・キャピタル・マネジメ ントのファンドマネジャー、ドン・ワーデル氏は、ウォール街から最 も低く評価される株式が市場を上回るパフォーマンスを示す可能性が 強まっているという。

リッジワース・ミッドキャップ・バリュー・エクイティ・ファン ド(運用資産16億4000万ドル=約1360億円)の運用に携わるワー デル氏は「ある銘柄を担当するアナリスト15人全員が買い推奨して いるなら、大きなアウトパフォーマンスの余地があるとは思えない」 と述べ、「強力なアウトパフォーマンスを得たいなら15人が売りを勧 める銘柄を狙うべきだ」と語った。同氏のファンドは過去5年間の運 用成績が同種のファンドの98%を上回っている。

S&P500種は今月7日で6週連続高を記録した。ブルームバー グ・データによれば、09年3月9日以降88%上昇し、先週は1271.50 で終了。10日は前週末比0.1%安の1269.75で取引を終えた。

S&P500種は10年に13%上昇した。消費関連株や工業株が高 く、オンラインのレンタル映画会社ネットフリックスは219%高と、 同指数構成銘柄で最大の値上がりを記録した。

アナリストらはヘルスケアやテクノロジー業界が10年の勝ち組 セクターになると予想していたが、両セクターの上昇率は10%未満で、 S&P500種の業種別10指数では下から3番目以内だった。一方、 アナリストが最も有望視しなかった銀行株と不動産株はそれぞれ 19%と28%の上昇を演じた。

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