アルバック株続落、半導体装置の投資縮小懸念-野村格下げ(Update1

アルバック株が一時、前週末比5.4% 安の2260円と大幅続落。半導体製造装置や大型液晶表示装置(LCD) 製造装置の顧客による投資縮小、延期などが警戒されている。将来的 には、有機発光ダイオード(OLED)製造装置の需要期待はあるが、 目先の業績懸念から売りが優勢となった。

野村証券の和田木哲哉アナリストは7日付のリポートで、「OLE D製造装置の需要急増が追い風だが、半導体と大型LCD製造装置で 顧客の投資縮小と延期が逆風」と指摘した。同氏は、急回復を続けて きた半導体製造装置業界の受注に一服感が見られ、大型LCD製造ラ インの設備投資は停滞感が鮮明に出ているとの認識を示唆。半導体製 造装置の売り上げ計上は遅れ気味で、2011年6月期の売り上げに見込 んでいた案件の一部が12年6月期にずれる可能性も出てきたという。

同証では、今期(11年6月期)の連結営業利益予想を従来の91 億円から88億円に下方修正。会社側では、82億円と見ている。一方、 12年6月期は123億円から131億円に増額。13年6月期は、液晶業界 でOLEDやLTPS(低温多結晶Si-TFT)への製造シフトが 進む可能性があると判断、101億円から144億円に上方修正した。

同証は7日、アルバックの投資判断を「1(買い)」から「2(中 立)」に引き下げ、新たな目標株価は2437円とした。「株価は10年8 月の安値から82%上昇し、われわれの従来の目標株価を上回り、業績 修正後の目標株価とのかい離率も2%に過ぎない」と、和田木氏は指 摘している。

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