今年のVIX:16から20の前半で推移-ゴールドマンが見通し

米ゴールドマン・サックス・グル ープは、米国株オプションの指標であるシカゴ・オプション取引所(C BOE)のボラティリティ指数(VIX)について、米景気回復に伴 い株価が上昇し、株価変動が小さくなる中で、今年は16から20台の 前半のレンジで推移する公算が大きいとの見通しを示した。

同行の株式デリバティブ(金融派生商品)ストラテジスト、クラ グ・グレゴリー、マリア・グラント両氏(ニューヨーク在勤)は顧客 向けのリポートで、S&P500種株価指数が年内に18%上昇して1500 に達し、米国内総生産(GDP)が3.4%増加するとの見通しを踏まえ、 VIX指数は過去20年の平均20.39を下回る水準にとどまる可能性が あると記した。

両氏は「成長が回復し、製造業の経済統計が改善する中では、株 式相場は通常上昇し、ボラティリティ(変動率)は低下する」と指摘。 「力強い成長と緩やかなインフレ、緩和的な金融政策の組み合わせは、 リスク資産やリアライズド・ボラティリティ低下にとって有益な環境 のはずだ」と解説した。

S&P500指数の下落に備えた保険の役割を果たすVIX指数は 先週、3.4%低下し17.14となった。昨年のピークは5月の45.79。株 価変動が小さくなり、株価指数が2年ぶりの高値を付ける中、昨年12 月22日には3年ぶりの低水準となる15.45まで低下した。

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