米サラ・リーの社債保証コスト、過去最高に-買収観測再燃

10日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米食品・家庭用品メーカー、サラ・リ ーの社債保証コストが過去最高の水準に達した。同社に対し、企業買 収会社アポロ・グローバル・マネジメントが投資家のC・ディーン・ メトロプーロス氏と組んで買収を検討しているとの報道に反応した。

CMAによれば、サラ・リーのCDSスプレッドは、41.9ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の200.7bp。終値ベ ースで過去最高だった5日の186.4bpを上回った。買収標的となる 企業のCDSスプレッドは上昇することが多い。買収関連債務でその 企業のバランスシートが膨らむためだ。

ニューバーガー・バーマン・マネジメント(シカゴ)で820億ド ル(約6兆8000億円)相当の債券運用に携わるデービッド・ブラウ ン氏はサラ・リーをめぐる買収観測について、「株主に好条件となる動 きが増しているとの憶測や懸念が市場に多くあり、これがまさにそう だ」と指摘。買収対象とみられる他社のCDSスプレッドもこの日は 3-7bp上昇したと説明した。

事情に詳しい関係者2人によれば、ブラジルの食肉加工会社JB Sはサラ・リーに対して新たな買収案を提示する可能性がある。JB Sが先月示した買収案は、提示額が低過ぎたために拒否されたという。

マークイット・グループによると、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後6時50分(日本時間11日午前8時50分)現在、0.6 bp上昇の89.1bp。昨年12月7日に90bpに達して以来の高水 準となった。

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