米AMD:マイヤーCEO辞任-暫定CEOにセイファート氏

パソコン(PC)向けプロセッサ ー(超小型演算処理装置)2位の米アドバンスト・マイクロ・デバイ シズ(AMD)は10日、ダーク・マイヤー最高経営責任者(CEO) が辞任したと発表した。トーマス・セイファート上級副社長兼最高財 務責任者(CFO)を暫定CEOに起用した。

AMDは10日の発表資料で、後任CEOを探すための委員会を 設置したことを明らかにした。常任CEO就任を望んでいないセイフ ァート氏はCFO職にとどまるという。

AMDは同資料で「取締役会は、徐々に株主価値を高める機会が 当社にはあると確信している」とし、「この実現に向けては、大幅な成 長と市場でのリーダーシップ確立、財務上の優れた収益が必要となる。 現時点での経営リーダーの交代は、これらの目的達成を早めると考え る」と説明した。

事情に詳しい複数の関係者によると、数カ月前の取締役会でマイ ヤー氏と同氏率いるチームが戦略プランを提示したが、取締役らは同 プランでは必要な改革が十分早く実現しないと判断した。取締役会が 非公開であることを理由にこれら関係者が匿名を条件に明らかにした ところによると、取締役らは同社がサーバー市場でインテルからシェ アを奪い返せないことや、タブレット型PC向け半導体を持たないこ とに不満を抱いている。

マイヤーCEO辞任発表後の米時間外取引で、AMDの株価は一 時、39セント(4.3%)安の8.80ドルを付けた。通常取引終値は9.19 ドル。株価は過去1年で2.5%下げている。

グリーチャーのアナリスト、ダグ・フリードマン氏(サンフラン シスコ在勤)は、AMD取締役会はマイヤーCEOを事実上解任する 前に後任を探し、引き継ぎの計画を立てておくべきだったと指摘。「事 業において、継続性がなくなるのは良くない」と述べ、「疑問に答える というよりも多くの疑問を浮かび上がらせる」人事だと語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE