アルコア10-12月:利益は2年ぶり高水準-アルミ価格上昇で

米アルミ生産最大手アルコアの2010 年10-12月(第4四半期)決算は、利益が過去9四半期で最高水準と なった。アルミ価格がリセッション(景気後退)前の水準に近づいた ことが追い風となった。ただ、売上高がアナリスト予想を下回ったた め、株価は時間外取引で下落した。

10日の発表によると、純利益は2億5800万ドル(1株当たり24 セント)と、前年同期の2億7700万ドル(同28セント)の赤字から 損益が改善した。売上高は56億5000万ドルと前年同期比4%増加し たが、アナリスト7人の予想平均(57億5000万ドル)は下回った。

アルコアの株価は時間外取引で一時、1.6%下落した。同社の株価 は10-12月に27%上昇していた。

10-12月の利益は、2008年9月の米証券リーマン・ブラザーズ・ ホールディングス破綻を受けて商品価格が下落基調に転じた同年7- 9月(第3四半期)以来の高水準だった。アルコアは08、09年と2年 連続で純損失を計上。世界的な景気減速局面で2万人強の人員削減と 米欧での工場閉鎖に踏み切った。

一部項目を除いた継続事業ベースの1株利益は21セント。ブルー ムバーグがまとめたアナリスト15人の予想平均は19セントだった。

ブルームバーグのデータによると、昨年のアルミ需要は14%増加、 少なくとも1996年以来最大の伸びとなった。ロンドン金属取引所(L ME)のアルミ先物(3カ月物)価格は10-12月期に平均で2365ド ルと、08年7-9月以来最高だった。

アルコアが事業を手掛ける市場の大半が「堅調」だったことに加 え、生産性も改善した。売上原価は前年同期比7.5%減の45億4000 万ドルだった。

アルコアは通常、ダウ工業株30種平均の構成企業で最初に四半期 決算を発表する。

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