欧州株:28カ月ぶり高値、日本のEU発行債購入表明で-HSBC高い

欧州株式相場は上昇し、2年4カ 月ぶり高値を付けた。欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が発 行する債券を日本が購入すると表明し、中国に続いて域内債務危機の 緩和に向けた取り組みに加わったことが好感された。

HSBCホールディングスとバークレイズが上昇。両銘柄の投資 判断が引き上げられたことが手掛かり。ロンドン市場の銅相場上昇や、 JPモルガン・チェースによるBHPビリトンの投資判断引き上げで、 鉱山株も高い。ドイツのエンジニアリング会社、シーメンスは3%高。 同社が通期目標を達成できるとの見通しを示したことが買いにつなが った。

ストックス欧州600指数は前日比1.3%高の281.98と、2008 年9月以来の高値で引けた。同指数は週間ベースで過去6週間のうち 5週間で上げている。世界的な景気回復が続き、企業利益が高まると の期待が相場を押し上げた。

ハーグリーブズ・ランズダウンの英国株式部門責任者、リチャー ド・ハンター氏は、「今年については前向きだが、一本調子にはなら ないだろう。センチメントが依然として脆弱(ぜいじゃく)なことは 疑う余地もない」と語った。

11日の西欧市場では、18カ国すべてで主要株価指数が上昇。ポ ルトガルのPSI-20指数は2.4%高と、5営業日ぶりに上げた。

野田佳彦財務相はこの日、アイルランド救済のために欧州連合 (EU)が設立したEFSFの発行する債券を日本が購入する方針で あることを明らかにした。中国の李克強副首相は先週、スペインの金 融市場への信任を表明し、同国債を追加購入する意向を示した。

HSBCは2.4%高。シティグループは同銘柄の投資判断を「中 立」から「買い」に引き上げた。バークレイズは5.5%上昇。バン ク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ・グローバル・リサーチ は同銘柄の目標株価を35%引き上げ500ペンスとし、投資判断をあ らためて「買い」に指定した。

オーストラリアの鉱山会社、BHPビリトンは1.8%上げた。J Pモルガンは同銘柄の投資判断を「中立」に上方修正した。

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