ポルトガル救済は「必然」か、12日の国債入札で持続不可能な利回りも

ポルトガルの国債利回りは、ギリ シャやアイルランドに続いて、デフォルト(債務不履行)回避のため に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)への救済要請を余儀な くされる水準に高まる可能性がある。

ポルトガルは12日に、ユーロ圏の高債務国で今年初となる10 年物国債入札を実施する。ブルームバーグ・データによると、同国の 既発10年債利回りは過去62営業日のうち10日間で7%を上回る水 準だった。ギリシャは昨年4月6日に10年債利回りが7%を超えて から、17日以内に救済が必要な事態に陥った。アイルランドは昨年 10月に利回りが同水準を超えてから、1カ月弱しか持ちこたえられ なかった。

BNPパリバのロンドン在勤ストラテジスト、イオアニス・ソコ ス氏は「入札が成功したとしても何の意味もない。7%を超える金利 では持続不可能だからだ」と述べ、「ポルトガルがこの水準で借り入 れを続ければ、EUとIMFに頼らざるを得なくなるのは必然的だ」 と指摘した。

域内の銀行支援が国家財政を圧迫するとの懸念から、欧州のソブ リン債の保証コストは過去最高水準に上昇している。今週はスペイン やイタリア、オランダ、ドイツが最大420億ユーロ(約4兆5000億 円)の国債入札を予定している。ポルトガルが先週実施した6カ月物 短期国債の平均落札利回りは3.686%と、昨年9月の2.045%から大 きく上昇した。

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