NZ:昨年のリセッション入りは回避した公算大-景況感の改善で

ニュージーランド(NZ)は昨年、 リセッション(景気後退)を免れた公算が大きいと、エコノミストは みている。輸出と個人消費、建設部門に導かれ、企業の景況感が改善 したためだという。

ニュージーランド経済研究所(NZIER)の11日の発表による と、向こう半年で景気が回復すると予想する企業の割合から悪化を予 想する企業の割合を引いた昨年10-12月(第4四半期)の数値は8% と、7-9月(第3四半期)の同6%から改善した。NZ統計局が別 途発表したところでは、11月の住宅建設許可件数は前月比8.8%増の 1268件と、4カ月ぶり高水準となった。

景況感と建設部門の改善は、NZ経済が昨年第4四半期に拡大し、 リセッション入りを回避したことを示す新たな兆候だ。第3四半期は 9月に同国で発生した地震の影響などもあり、予想に反して0.2%の マイナス成長となっていた。NZ準備銀行(中央銀行)のボラード総 裁は、同国の景気回復が持続可能であることを示すさらなる兆しを求 めて、利上げを今年第3四半期まで先送りする可能性がある。

ゴールドマン・サックス・アンド・パートナーズ・ニュージーラ ンドのエコノミスト、フィリップ・ボーキン氏(オークランド在勤) は「経済活動の指標改善は景気がリセッションに逆戻りしたとの不安 の緩和につながるはずだ」と指摘。「インフレが懸念すべきものになり つつある証拠はほとんどなさそうだ。NZ中銀は9月まで引き締めサ イクルの再開を見送る可能性がある」との見方を示した。

昨年12月10日のブルームバーグの調査によれば、エコノミスト 12人中8人がボラード総裁は少なくとも4月まで政策金利を3%に 据え置くと予想。1月27日の政策決定会合での利上げを見込んでいる エコノミストはいない。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE