韓ウリィ銀:サムライ債の需要調査開始、弾痕残るスプレッド

韓国ウリィ銀行は11日、サムライ債 の需要調査を始めた。韓国の発行体によるサムライ債は、昨年11月に北 朝鮮が起こした韓国・延坪島への砲撃事件以降初めてで、事件前に発行 された他行の同格付けの債券のスプレッド(金利上乗せ幅)と比べ、高 い水準となっている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

ウリィ銀が発行を予定しているサムライ債は、3本立ての総額150 億円。1年債の利率は、対円スワップレート比+115ベーシスポイント (1bp=0.01%)から+135bp、1年6カ月債は同125bpから145bp、2 年債は同135bpから160bpで投資家から需要を調査している。

延坪島事件直前に起債した韓国ハナ銀行の2年債は同110bpから130 bpで需要調査を始め、同125bpに決まったのに対し、ウリィ銀のスプレ ッドは25bpから30bp高い水準にある。両銀行はともに「A-」の格付け をスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から取得している。

三井住友銀行の上雅弘キャピタルマーケットアナリストは、悪材料 に敏感に反応するサムライ市場で、韓国砲撃の影響が続いていると指摘 した上で、発行体は慎重な「引受会社の勢いにのまれて、スプレッドだ けでなく、需要調査のレンジも広めにさせられた」と述べた。

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