ECB総裁:インフレ期待を抑え込むことが重要-バーゼルで会見

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は10日、世界経済や新興国市場、インフレの脅威について記者 会見で次のようにコメントした。同総裁はスイスのバーゼルで開催さ れた世界経済会議の議長を務めた。

◎世界経済について:

「成長が確認されている。新興国では特に目覚ましい。実体経済 が従来予想を上回る能力を実証する例が多く見られている」

「先進国経済と新興国経済には違いがある。インフレの脅威は、 新興国ではある種の一般的特徴として存在するが、先進国では見られ ない。満足している時ではなく、インフレ期待をしっかりと抑え込ん でおくことが重要だ」

◎食品価格について:

「食品価格上昇の背後にある理由は、新興国の消費者物価指数(C PI)に影響を与える点で特に重要だ。インフレの脅威になり得る」

◎ポルトガルについて:

「ポルトガルについての協議はなかった」

◎財政危機について:

「財政の健全性が世界的に非常に重要と、われわれはみな明確に 認識している」

◎新興国が利上げをすべきかどうかについて:

「個々の具体的な決定についてはコメントしない。しかしわれわ れにとってインフレ期待の制御が極めて重要であることは明白だ。物 価の安定を実現する必要があるとの目標で一致している」

◎世界的な物価のリスクについて:

「世界的に共通した特徴の物価上昇が見られている。非常に注意 深い監視が必要であり、それが今回の会議の結論の一つだった」

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