米量的緩和第2弾が中国の流動性抑制を困難に-元中国人民銀の樊氏

米連邦準備制度理事会(FRB) による量的緩和第2弾は中国への資本流入を増加させているため、同 国の過剰流動性抑制は一段と困難になっている。中国人民銀行(中央 銀行)貨幣政策委員会の元委員、樊綱氏が指摘した。

樊氏は10日にニューヨーク証券取引所で開かれた会合で、人民銀 はインフレ抑制を目指し、銀行に融資規制を直接命ずるなどの政策を 発動する公算が大きく、商業銀行向けに手形を発行する可能性もある との見方を示した。

中国の昨年11月のインフレ率は5.1%と、2年4カ月ぶりの高水 準だった。樊氏によると、人民銀は2009年に世界的な金融危機の影響 を緩和するための景気刺激策の一環として供給した資金がだぶついた のを受けて、昨年は過剰流動性の吸収を図ったという。同氏は「資金 を吸収する必要があるときに資本流入が増加し始めており、その状況 にも対応しなければならない。どの程度資本が流入してくるかが本当 の問題だ」と語った。

同氏は利上げについては「可能性を否定することはできない」と しながらも、「行き過ぎれば投機資本を招く」リスクがあると付け加え た。

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