トリシェECB総裁:新興国に「インフレの脅威」、世界経済の回復で

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は10日、予想以上に進んでいる世界経済の回復が新興国市場で のインフレ圧力を高めているとの見解を示した。

トリシェ総裁はスイスのバーゼルで開催された世界経済会議終了 後の記者会見で、「インフレの脅威は新興国全般の特徴となっており、 先進国で必ずしも見受けられるものではない」と指摘し、「インフレ 期待の抑制を維持することは極めて重要であり、そのために適切な決 定が必要なのは明白だ」と続けた。

さらに「回復が始まって以降、実体経済における事実と数値に基 づいた結果を注視しているが、それらは予想より良好だ」と述べ、 「これまで、ユーロ圏にもそれが当てはまると言えるだろう」と発言 した。

トリシェ総裁は、国際決済銀行(BIS)中央銀行総裁会議で議 長を務めた。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長や、中 国人民銀行の周小川総裁、日本銀行の白川方明総裁、ウェーバー・ド イツ連銀総裁なども出席した。同会議は隔月ごとに開催されている。

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