イタリア国債に妙味、売りは不当―他の高債務国と同じ構造問題ない

イタリアの10年物国債の利回り は2年ぶり高水準に近いが、同国の銀行は欧州の他の高債務国と同様 の問題を抱えていないため、イタリア国債は利回りに照らして安全な 投資先だとみられる。

スタンダード・ライフ・インベストメンツ(エディンバラ)で運 用に携わるフランシス・ハドソン氏は「イタリア国債は不当に売り込 まれている」として、イタリアは「欧州の他の周辺諸国と同じ構造問 題を抱えてはいないのに、これらの国の国債の代表として売り込まれ ている。その観点から、イタリア国債の利回りは魅力的だ」と述べた。

イタリアの債務水準はユーロ圏諸国で2番目に大きいが、スペイ ンやアイルランドと異なり住宅と信用バブルに経済成長を頼ってはこ なかった。国内銀行の救済もしていない。イタリア10年国債利回り は過去3カ月で1ポイントほど上昇し4.8%前後。

イグニス・インベストメント・マネジメントで運用に携わるスチ ュアート・トンプソン氏は、イタリアの貯蓄率は相対的に高く、国内 投資家が国債に投資していると指摘。「周辺国国債には引き続き非常 に慎重だが、イタリア債を通してリスクを取ることには前向きだ」と 述べた。

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