欧州債(7日):ポルトガル中心に周辺国債が下落-来週の入札を控え

欧州債市場ではポルトガル国債を 中心に高債務国の国債が下落した。来週実施される一連の国債入札が 不調に終わるとの懸念が強まったことが背景にある。

スペイン10年債も下げ、ドイツ10年債に対するプレミアム (上乗せ利回り)が拡大し、過去1カ月余りでの最大となった。

この日発表された昨年12月の米非農業部門雇用者の増加幅が予 想を下回ったことから、ドイツ国債相場は前日からほぼ変わらず。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、コーネリアス・パープス 氏は、「来週の国債入札は発行市場にとって今年最初の試練になるだ ろう。新規の買い意欲は見られず、周辺債への重しとなっている」と 語った。

ロンドン時間午後4時24分現在、ポルトガル10年債利回りは 前日比16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の

7.34%。前日は27bp上昇した。同国債(表面利率4.8%、2020 年6月償還)価格は0.955ポイント下げ83.10。先月30日以降で は33bp上げている。

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、欧州債の 保証コストが上昇した。CMAによれば、西欧諸国の国債15銘柄の CDSスプレッドで構成するマークイットiTraxx・SovX西 欧指数は4bp上昇の217bpと、過去最高を記録した。ポルトガル 国債のCDSスプレッドは10bp上げ535bpと、昨年11月30日 以来の高水準。スペイン国債については4.5bp上昇の353bp。

ポルトガルは今週実施した6カ月物証券入札で借り入れコストが 大幅上昇した。同国は来週に2014年償還と20年償還の証券を発行 する。スペインとイタリアも国債入札を予定している。

スペイン10年債利回りは前日比3bp上昇の5.52%。ドイツ 10年債に対するプレミアムは先月1日以降の最大となる264bpに 達した後、263bpとなった。

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