12月米雇用統計:10万人増、失業率9.4%に低下

12月の非農業部門雇用者の増加幅 は、予想を下回ったが、失業率は低下した。失業率の低下は、労働力 人口の減少が影響した。

米労働省が7日に発表した12月の雇用統計によると、非農業 部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比10万3000人 増加と、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中 央値(15万人増)を下回った。11月の雇用者は7万1000人増(速 報値3万9000人増)に修正された。

家計調査に基づく12月の失業率は9.4%と、2009年5月以来 の低水準。前月は9.8%だった。

BNPパリバの北米担当チーフエコノミスト、ジュリア・コロ ナド氏(ニューヨーク在勤)は、「米経済は雇用を増やしつつはある が、そのペースが改善していることを示す信頼できる兆候は何もない」 と述べ、「回復軌道にはあるが、その伸びが加速しているかどうか、 確信が持てない」と続けた。

2010年通年では、約110万人の雇用が創出された。これは 2006年以降で最大だ。一方、2010年の失業率は平均で9.6%と、 前年の9.3%から上昇し、1983年以来で最も高い水準だった。

製造業はプラス、建設部門は減少

民間部門の雇用者数は11万3000人増と、前月の7万9000 人増から拡大した。製造業は1万人増加、予想では5000人増だった。

建設部門は1万6000人減と、5月以来で最大の落ち込みだっ た。小売部門は1万2000人増加した。

政府関連機関の雇用は1万人減。州・地方自治体の雇用が2万 人減、連邦政府の雇用は1万人増加した。多くの州・地方自治体は、 財政難に苦しんでおり、支出削減のために人員を縮小している。

失業者に加え、経済悪化でパートタイム就労を余儀なくされて いる労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は12 月に16.7%にやや低下した。

失業期間27週以上の長期失業者が、失業者全体に占める比率 は44.3%に上昇した。景気が回復しているとはいえ、そのペースは 遅い。

てご覧ください。

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