グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が8営業日ぶりに下落した。中 国が金融システムの流動性を管理する方針を示したことで、追加的な 金融引き締めへの懸念が高まった。

時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)は

0.7%安。中国銀行(3988 HK)は0.5%下げた。海洋油田・ガス田 開発で中国最大手、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は2.4% 安。原油相場が約3週間ぶりの安値となったことが響いた。

不動産開発のサンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基地産発展、 16 HK)は1.4%安。センタライン・プロパティー・エージェンシー は今年の香港の住宅販売が減少するとの見通しを示した。同業のチョ ンコン・ホールディングス(長江実業集団、1 HK)も1.6%下げた。

プライド・インベストメンツ・グループ(香港)のルイス・ワン 最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、「政策金利は今年、上昇し続けるだろう。現時点の政策は、 市場の反応を見極めるために状況を見守るか漸進的に進めるかという ものだ」と述べた。

ハンセン指数は前日比99.67ポイント(0.4%)安の

23686.63。週初からは2.8%値上がりした。ハンセン中国企業株 (H株)指数は0.4%安の12925.71。

【中国株式市況】

中国株式相場は3日ぶりに反発。週間でも値上がりした。業績の 伸び見通しに比べて株価が割安だとの見方から、銀行株と不動産株が 上昇した。

中国工商銀行(601398 CH)は3.4%高。中国建設銀行 (601939 CH)は3.3%高。不動産開発の万科企業(000002 CH) は0.6%高。銀行株と不動産株の指数は、週間ベースで昨年10月以 来の大幅上昇となった。

中国の自動車最大手、上海汽車集団(600104 CH)は2.9%高 と、約1カ月ぶり高値。2010年の販売台数が前年比31%増加したと の発表が好感された。ゴムメーカーで唯一上場している海南橡膠 (601118 CH)は初日となった取引を84%高で終えた。

精熙投資管理の最高投資責任者(CIO)、王征氏(上海在勤) は、「銀行株や不動産株は昨年、非常に低いバリュエーション(株価 評価)ながら、市場全体の伸びを下回っていた」と指摘。「こうした 企業の業績が拡大を続けるとの見通しと、魅力的な株価水準が上昇に つながった」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は、前日比14.60ポイント(0.5%)高の

2838.80。上海、深セン両証取のA株に連動しているCSI300指 数は同0.2%高の3166.62。

【インド株式市況】

インド株式市場では、指標のセンセックス30種株価指数が昨年 5月以降で最大の下げとなった。インド準備銀行(RBI、中央銀行) のゴカーン副総裁は食料インフレについて「懸念すべき高水準にある」 と指摘、ムカジー財務相も値上がりを抑えるため各州に供給改善を求 めたことから、物価への懸念が強まった。

インド3位の銀行、HDFC銀行は2.5%下げた。ゴカーンRB I副総裁は6日、一部の食料品の価格が「一貫して上昇している」と 発言。その前日には国際通貨基金(IMF)が、物価上昇を抑制する ためRBIが利上げ継続を余儀なくされる可能性があると指摘してい た。

国内最大のトラックメーカー、タタ・モーターズが約7カ月ぶり 大幅安となったほか、アルミメーカーのヒンダルコ・インダストリー ズも7.2%安と、2009年11月以来のきつい下げだった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比492.93ポイ ント(2.4%)安の19691.81と、昨年5月25日以降で最大の下落 となった。週間ベースでは4%下げ、11月以来の大幅安。

HDFC銀(HDFCB IN)の終値は2269.45ルピー。タタ・モ ーターズ(TTMT IN)は5.6%安の1190.20ルピー、ヒンダルコ (HNDL IN)は233.30ルピーで終了した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比20.0ポイント(0.4%)安の4705.0。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比8.59ポイント(0.4%)高の

2086.20。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比100.49ポイント(1.1%)安の8782.72。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比18.35ポイント(0.6%)安の3261.35。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比3.84ポイ ント(0.2%)高の1572.21。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比14.53ポイント(1.4%)安の1036.45。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比104.80ポイント(2.8%)安の

3631.45。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比14.73ポイント(0.4%)安の

4202.52。

Editor: Akiyo Kinoshita

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