トリシェ総裁:ECBは政府の責任肩代わりできない-財政規律求める

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ 総裁は7日、ユーロ圏各国政府の責任を同中銀が肩代わりすることは できないと表明した。財政規則改革で「より野心的な」取り組みを求 めた。

同総裁はドイツの議員らに対し、「責任ある金融政策によって政府 の無責任を覆い隠すことはできない」と指摘、「欧州は道半ばで足を止 めることはできない。より野心的になることが必要だ。ブリュッセル で示された提案の数々は、ECBの視点から見て十分ではない」と語 った。発言内容はECBが公表した。

欧州首脳らは財政赤字規則の厳格化を目指している。各国の財務 相は昨年10月19日に財政規則違反国への制裁強化で合意したものの、 ECBが主張した自動的な制裁発動の仕組みを盛り込むには至らなか った。

トリシェ総裁は「規則が破られた場合の制裁実施については、し ゃくし定規であるべきだ」とし、「裁量の余地を制限することで」、財 政安定成長協定の「力が強まる」と語った。

同総裁はまた、ECBが購入した600億ユーロ(約6兆5100億円) 相当のカバード債について、同中銀は満期まで保有すると述べた。

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