ユーロ圏:昨年7-9月GDP、前期比0.3%増に下方修正

ユーロ圏経済は昨年7-9月(第3 四半期)の拡大ペースがこれまでの発表から下方修正された。域内の 債務危機悪化に備えた企業支出の減少が響いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が7日発表した7- 9月期の実質GDP(域内総生産)確定値は前期比0.3%増と、先月 2日公表の改定値(0.4%増)から引き下げられた。投資は前期比0.3% 減と、変わらずから下方修正された。

7-9月期GDPは前年同期比では1.9%増と、改定値と同じ。 4-6月(第2四半期)は2%増だった。

シティグループのユーロ圏チーフエコノミスト、ユルゲン・ミヒ ェルス氏(ロンドン在勤)は、「これまでのところ状況はやや良いよう だ。今後も緩やかな成長が続くことを意味する」と指摘。ただ「全般 では2011年は難しい1年となるだろう。ドイツの経済活動は力強いが、 周辺国の景気は弱い」と続けた。

7-9月期の個人消費は前期比0.1%増と、改定値の0.3%増から 引き下げられた。政府支出が0.4%増加したほか、輸出は1.9%、輸入 は1.5%それぞれ増えた。

同日発表された昨年11月のユーロ圏の失業率(季節調整済み)は

10.1%。12年余りで最悪となった前月から変わらず。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE