中国社債:長短利回りが逆転-供給不足と当局への信頼で長期債に人気

中国社債市場では15年債利 回りが5年債を2008年以来初めて下回った。長期債の供給不足 に加え、中国の政策当局がインフレを抑制するとの安心感が買い を促し価格上昇につながっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの中国信 用指数によれば、2025年より後に償還を迎える中国社債の平均 利回りは昨年12月に4.67%と、3-5年債の4.97%を下回っ た。両利回りの格差が前回これより大きかったのは2008年8月 13日。このときの格差は31ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)だった。

このような利回り動向で、企業にとっては長期債発行が有利 な環境となっている。2年4カ月ぶりの高インフレにもかかわら ず、中国の長期債需要は堅調だ。先月の米社債の平均利回りは、 3-5年債が3.15%だったのに対し15年以上の長期債は

5.87%だった。

インターナショナル・ストラテジー・アンド・インベストメ ント・グループ(ISI)の中国調査担当ディレクター、ドナル ド・ストラスハイム氏は、「まだ全く緒に就いたばかりの中国の 社債市場では長期債の供給がそれほどない」と説明。その上で、 「中国のインフレが手に負えなくなることはないと当局を信頼 するならば、長期債は良い投資先だ」と述べた。

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