ドイツ:景気回復広がる-年間小売売上高、04年来大幅増へ

欧州一の経済大国であるドイツでは 昨年、個人消費が強含み企業投資が増えたことから、景気回復が広が りを見せた。

独連邦統計庁が7日発表した2010年1-11月期の実績に基づい た推計によると、昨年の年間小売売上高は前年比で最大1.6%増加し たもよう。これは2%増加した04年以来で最大の伸びとなる。

同日発表された11月の貿易統計では、輸出(営業日・季節調整済 み)が前月比0.5%増加。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコ ノミスト予想の半分の伸びにとどまった。

独連邦銀行(中央銀行)は昨年の経済成長率を3.6%と、約20年 前の東西ドイツ再統一以後で最高となったと見込んでいる。失業者数 が10年に26万2000人減少したことから、消費者信頼感は改善し、企 業景況感指数は先月、過去最高を記録した。

SEB(フランクフルト)のエコノミスト、クラウス・シュルー ファー氏は、「ドイツ経済は今年も予想以上の伸びとなる可能性があ る。消費が成長を支えているほか、投資が力強い勢いを与え、輸出は 引き続き重要な柱だ。回復は続く」と語った。

統計庁がこの日発表した昨年11月の小売売上高指数(インフ レ・季節調整済み)は前月比2.4%低下した。10月は0.1%上昇だっ た。同庁は、年間ベースで1.3-1.6%の伸びと見込んでおり、11月 の指数が上方修正される可能性も示唆した。

11月の輸入は前月比4.1%増と、5月以来最大の伸び。貿易黒字 は129億ユーロ(約1兆4000億円)と、10月の142億ユーロから縮 小。経常黒字も120億ユーロと、前月の121億ユーロから減った。

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