【テクニカル分析】ユーロ建て金相場の上昇率、ドル建て上回る見込み

ユーロ建て金相場の上昇率が今年、 ドル建てを上回るとの見方を、ABNアムロが取引パターンを基に示し た。

ブルームバーグのデータによると、昨年のユーロ建て金相場の上昇 率は39%、ドル建ては30%だった。ABNアムロ(香港)のエグゼク ティブディレクター、ウォレス・エン氏は、ユーロ建て、ドル建てとも に短期的な修正局面にあるものの、ユーロ建て金相場は圧迫された状況 で、より回復力があると指摘する。

エン氏は電子メールで「いったん上昇のモメンタム(勢い)が強ま れば上昇ペースが速まる」と予想。「チャート上ではユーロ建ての金相 場の方が見通しは明るい」との見方を示した。

エン氏によると、ドル建て金相場は大きな円形のグラフを形成して おり、上昇トレンドは鈍化し最終的には下落トレンドに転じて16週移 動平均線に重なるとみられる。

一方、ユーロ建ての金相場はまだ大きな円形グラフを描いてはおら ず、16週移動平均線を「かなり上回る」水準で取引されており、相場 がさらに上昇する兆しが示されているという。

エン氏は「最近の米国の雇用統計の改善を背景に金相場は当分の 間、修正局面にあり一部の市場関係者はこれが上値とみている」と指 摘。その上で、「私は、相場は上昇トレンドにおける小幅な修正局面に あり2月半ばにはこの上昇のモメンタムが戻ってくると予想してい る」と述べた。

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