主要新興7カ国の経済規模、あと20年余りでG7を追い抜く-PwC

先進7カ国(G7)は、あと20年 余りで主要新興国に経済規模で抜かれると、米コンサルティング会社 プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は予想する。金融危 機が世界経済のパワーシフトを加速させたと指摘している。

PwCはロンドンで7日に公表したリポートで、主要新興7カ国 の国内総生産(GDP)の合計が、2032年にはG7を上回ると予想。 今回の試算には市場の為替相場見通しが用いられている。また同年に、 中国は米国を抜き世界最大の経済大国になるとの見通しを示した。P wCが定義する主要新興7カ国は、中国とインド、ブラジル、ロシア、 インドネシア、メキシコ、トルコで、同社は7カ国を「E7」と称し ている。

PwCのエコノミスト、ジョン・ホークスワース、アンモル・テ ィワリ両氏はリポートで「人口の非常に多い中国とインドの新たな勃 興は、18世紀後半から19世紀にかけての産業革命以前の歴史的標準 への回帰だ」と指摘。産業革命が「世界の経済力を西欧と米国にシフ トさせたが、今、その一時的なパワーシフトが逆転しつつある」と分 析した。

PwCによると、E7のGDPの合計は09年時点ではG7諸国 の35%にとどまっていた。同比率は20年までに約70%に拡大し、 50年までには164%に達するとみている。

また、28年にはインドが経済規模で日本を抜き、32年にはブラ ジル経済がドイツを上回ると予想している。

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