吉野家HD株が4連騰、費用減で業績上乗せ-新製品効果で販売も改善

牛丼売上高2位の吉野家ホールディ ングスの株価が一時前日比5.7%高の10万8000円と4連騰。コスト削 減や既存店売上高の改善から、今期(2011年2月期)利益は従来予想 を上回る見通しとなった。コスト削減への取り組み強化が評価された。

同社が6日に発表した業績予想修正によると、今期連結営業利益は 45億円(前期は8億9500万円の赤字)の見込み。従来予想は25億円 で、80%の上振れとなる。増額の原動力となったコスト削減について、 社長室広報担当の木津治彦氏は「聖域なくすべてに渡っての見直しを2 年前から進めており、工場の集中や物流基地の一部統合など細かいこと の積み重ねが貢献した。取り組みは来期も続けていく」と述べた。

上期(10年3-8月)既存店売上高は前年同期比13%減に落ち込 んだが、牛鍋丼導入で9月は前年同月比5.9%増となるなど底入れの兆 しが出ており、第3四半期累計(3-11月)の既存店売上高減少率は

9.5%に縮小した。客単価は低下しているが、客数は9月以降3カ月連 続で前年同月を上回っている。木津氏は「最も重視している客数が増え ており、既存店売上高は上期と下期で内容が違っている」と話した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の新井勝巳アナリストは6日 付リポートで、「上方修正にサプライズないが、コストダウンは評価で きる」とコメントしている。

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