7&iHD株反落、不振の総合スーパー事業先行き不透明感

国内首位の流通企業、セブン&アイ・ ホールディングスの株価が一時前日比2.3%安の2175円と反落。総合 スーパーや百貨店事業の苦戦を国内コンビニエンスストア事業がカバ ーし、2010年3-11月期利益は前年同期から増えた。ただ、不振事業 の先行き不透明感は根強く、改善に対するスピード感の遅れなどを指 摘する声が出ている。

3-11月の連結営業利益は前年同期比3%増の1758億円となっ た。コンビニのセブン-イレブン・ジャパンの営業利益は8.7%増と 伸びた一方、総合スーパーのイトーヨーカ堂は営業赤字74億4100万 円(前年同期は50億8900万円の赤字)と損失が拡大。コンビニの好 調と総合スーパーの不振が相殺することで、会社側では11年2月期全 体の営業利益予想(前期比5.9%増の2400億円)を据え置いた。

野村証券の正田雅史アナリストは6日付リポートで、「12年2月 期はセブン-イレブンの出店加速、ヨーカ堂の出店減速の戦略修正は 評価できるが、両社の急速な収益格差の拡大と比較し拡縮速度は緩や かにとどまる」と指摘。投資判断の「2(中立)」を継続した。

東証小売業指数は午前10時9分現在、東証1部33業種で下落率 4位となっている。7&iHDは小売業指数の下落寄与度首位。

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