米フェースブック:財務情報の公開、12年4月までの開始計画-関係者

ソーシャル・ネットワーキング・サ ービス(SNS)最大手の米フェースブックは、新規株式公開(IP O)を行わない場合でも、2012年4月までに財務情報の公開を始める 計画だ。見込み投資家に送付された同社の株式割り当て計画に関する 資料で明らかになった。

米証券取引委員会(SEC)の規則では、非公開企業であっても 株主数が500人以上の場合には財務情報の開示が必要になるが、フェ ースブックは年内にその数に達すると見込んでいるもようだ。資料の 内容を直接知る関係者1人が情報の非公開を理由に匿名で語った。

同社は会員数と広告収入の増加を背景に投資家からの注目が高ま っている。投資家向けの資料によると、ゴールドマン・サックス・グ ループと同社が運用するファンドが4億5000万ドルをフェースブッ クに出資。ゴールドマンはさらに、同社の顧客に最大15億ドル相当の フェースブック株を割り当てる計画だ。

事情に詳しい複数の関係者は昨年の段階で、当初11年と予想され ていたフェースブックのIPOについて、同社は12年になるまで実施 しない計画だと述べていた。

フェースブックの広報担当ラリー・ユー氏とゴールドマンの広報 担当スティーブン・コーエンはコメントを控えている。

フェースブックはゴールドマンの顧客向け資料の中で、財務情報 の一部を開示。それによると、昨年1-9月期は売上高が12億ドル、 利益が3億5500万ドルだった。これは09年通年の売上高の7億7700 万ドルと利益の2億ドル強をともに上回っている。同社は収益の大部 分を広告収入から得ている。

この資料によると、ゴールドマンの4億5000万ドルの出資のうち 7500万ドルは、顧客資金を管理するヘッジファンド「ゴールドマン・ サックス・インベストメント・パートナーズ」から拠出。ゴールドマ ン本体の出資(3億7500万ドル)は、7500万ドル相当が第三者など に売却され、結果的に3億ドルに縮小する可能性が大きい。今回の出 資はフェースブックの企業価値を500億ドルと見積もる計算になると 複数の関係者が指摘している。

株式割り当てに関する資料については、米紙ウォールストリー ト・ジャーナル(WSJ)とニューヨーク・タイムズが先に報じてい た。

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