米社債発行:今週は過去最高の482億ドル-スプレッドは縮小

米市場で今週の社債発行が過去最高 を記録し、投資適格債の米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド) は昨年5月以来の低水準となった。投資家は景気拡大が勢いを増しつ つあるとの見方を強めている。

ブルームバーグのデータによると、今週の社債発行額は482億 ドル(約4兆円)と、2009年5月8日終了週の469億ドルを上回っ た。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)の金融部門による 発行が60億ドルと、米市場としては過去11カ月で最大規模となっ た。バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によれば、 投資適格債のスプレッドは今週4ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)縮小して162bpと、昨年5月4日以来最小となった。

年間の社債発行額は昨年まで2年連続で1兆ドルを上回ったが、 社債が米国債より良好なパフォーマンスを示す中で、投資家の投資意 欲は強まっている。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセッ シング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した給与名簿に 基づく集計調査によると、昨年12月の米民間部門の雇用者数は、 2001年の集計開始以来の大幅な伸びとなった。失業保険申請も4週 間平均は08年7月以来の低水準となっており、米景気拡大が今年、 加速する見通しを示唆している。

デラウェア・インベストメンツのマネーマネジャー、トーマス・ チャウ氏は「少なくとも米国では経済面で多くの好材料が浮上してき ている。これは追い風だ」と指摘した。

今週の発行は海外の発行体の割合が大きかった。ブルームバーグ のデータによると、オーストラリアの投資銀行マッコーリー・グルー プや英銀バークレイズなど海外勢は57%を占めた。

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