アイルランド救済目的のEU発行債、アジア勢が4分の1近くを購入

欧州連合(EU)によるアイル ランド救済の資金を調達するため欧州委員会が発行した50億ユーロ (約5450億円)の債券は、4分の1近くをアジアの投資家が購入し た。EUが公表した。

欧州委の電子メールによれば、アジア勢がこの5年債の21.5% を購入した。2008年12月以来の平均は4%だった。欧州の投資家 は71.5%を購入し、そのうち英国は16.5%。米州の投資家は6%を 購入した。

EUはここ1年、ギリシャを発端としたユーロ圏債務危機の中で 欧州債の買い手として中国に期待してきた。中国の高虎城商務次官は 5日マドリードで、中国が発行市場および流通市場でスペインの公債 を購入する方針だと述べていた。温家宝首相も昨年10月にブリュッ セルを訪れた際、大量の債券購入とユーロ圏の債務の安定を維持する 政策によって、中国は「真の友人」としてユーロ圏を支援してきたと 語った。

欧州委が運営する救済基金である金融安定化メカニ ズム(EF SM)が5日に起債した表面利率2.5%の5年債は6日の流通市場で 額面1ユーロに付き0.46ユーロ・セント上昇し100.05セントとな った。ラボバンクの価格が示した。利回りは2.49%と、発行時の約

2.57%から低下。

この日の発表によると、5日の起債では中央銀行など「公的」機 関が38.5%を購入。資産運用会社が24.5%、銀行が22%、保険会 社と年金基金が12%だった。

昨日の発行はEFSMによる初の起債だった。EFSMは850億 ユーロ規模のアイルランド救済で225億ユーロを拠出する。

欧州委の発表によれば、EFSM債の利回りは昨日、指標のスワ ップレートを12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る 水準に決まった。アイルランドが支払う金利は5.51%となった。融 資は12日に実行されるという。

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