ブラジル中銀:通貨持ち高に準備率を設定-レアル高抑止へ

ブラジル中央銀行は6日、 国内銀行の通貨取引の持ち高に対し準備率を設定すると発表し た。通貨レアルの上昇に歯止めをかける措置。

同中銀のアルド・メンデス金融政策局長はブラジリアで記 者団に対し、この措置がブラジルの銀行のドル売り持ち高を 2010年12月時点の計168億ドル(約1兆4000億円)から 100億ドルに減らす可能性があると述べた。

同局長によると、ブラジルの銀行は4月4日から、30億ド ルまたは自行の資本規模を超えるドル売り持ち高について、そ の60%の現金を中銀に預金しなければならない。預金金利は支 払われない。

「システムが一方の極限に振れることは経済に良くない」 と同局長は述べた。

中南米諸国の高成長と先進経済大国の低金利が、中南米市 場への資金流入を引き起こしている。ブラジルのマンテガ財務 相は今週、ドルの「溶解」を防ぎレアル上昇に歯止めをかける ため、ブラジル政府は新たな措置を取る用意があると述べてい た。

グラジュアル・インベスティメントスのチーフエコノミス ト、アンドレ・ペルフェイト氏は、措置は短期的にはレアル相 場を押し下げるかもしれないが、効果が長続きする可能性は低 いとの見方を示した。「レアルの上昇はファンダメンタルズ (経済の基礎的諸条件)に基づいているため、措置は効果を上 げないだろう」と同氏は電話インタビューで述べた。

中銀の発表後にレアルの対ドル相場は一時、0.8%安まで 下落した。

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