フィリピン格付け見通し、「ポジティブ」に-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは6日、フィリピンの格付け見通しを「ポジティ ブ(強含み)」とし、これまでの「ステーブル(安定的)」から引き上 げた。同業の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は昨年11 月にフィリピンを格上げしている。

ムーディーズは発表資料で、対外収支状況の改善で同国のショッ クに対する脆弱(ぜいじゃく)性が低下したと説明した。現行の信用 格付けは投資適格級を3段階下回る「Ba3」。今回の格付け見通し変 更は、格上げの可能性が高まったことを意味する。

同社のアシスタント・バイスプレジデント、クリスチャン・デグ ズマン氏は資料で、「対外収支面が一段と力強くなり、インフレ期待が 十分抑制されていること」がフィリピン政府の経済改革への取り組み を支えると指摘。同国中銀のインフレ目標達成への努力が経済の安定 化に寄与し、「Ba級格付けを付与された他の大半の諸国より低いイン フレ率と資金コストの低下につながった」と説明した。

S&Pは昨年11月12日、フィリピンの外貨建て長期債務格付け を「BB」とし、従来の「BB-」から1段階引き上げたと発表した。

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