マレーシアのメイバンク、キムエンに買収提案-1150億円規模

資産規模でマレーシア最大の銀行、 マラヤン・バンキング(メイバンク)はシンガポールの証券会社キ ムエン・ホールディングスに対し、17億9000万シンガポール・ド ル(約1150億円)規模の買収を提案した。東南アジアでの事業拡大 を加速している。

メイバンクは、元大証券アジア・ファイナンシャル・サービシ ズとキムエンのロナルド・アンソニー・ウーイ・セアン会長からキ ムエンの株式計44.6%を1株当たり3.10シンガポール・ドルで取 得することで合意した。6日付の各社の発表資料で明らかになった。 提示額はキムエンの直近の株価終値を15%上回る水準。

買収が実現すれば、メイバンクはシンガポールとタイ、インド ネシア、フィリピン、ベトナムでの株式仲買事業が手に入ることに なる。ブルームバーグのデータによれば、買収規模はアジアの金融、 銀行業界でこの1年で最大。

メイバンクは、キムエンの残りの株式の取得に向けた提案が今 後必要になるとしている。キムエン株29%を保有する三菱UFJモ ルガン・スタンレー証券は保有株を売却するかどうかをまだ決めて いないと、同社の広報担当、太郎良進氏がインタビューで明らかに した。

5日のシンガポール市場で、キムエンの株価終値は前日比

2.7%高の2.70シンガポール・ドル。過去1年間で47%上昇してい る。メイバンクとキムエンの株式は6日、発表待ちで共に売買停止 となった。キムエンは昨年12月17日、買収に関して接触を受けた と説明し、株価が急伸していた。

ノムラ・シンガポールとメイバンク投資銀行がメイバンクに買 収提案について助言している。

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