東光株が昨年来高値に、スマートフォン向けコイルを増産へ

コイルやフィルターなどの電子部品 を製造する東光株が一時、前日比28%高の203円と急反発。昨年来高 値を更新した。スマートフォン(高機能携帯端末)向けのメタルアロ イコイルの生産量を向こう1年で約3倍に引き上げる方針が明らかに なり、買いが優勢となった。

東光広報グループ長の牧野卓氏は6日、ブルームバーグ・ニュー スの電話取材に応じ、メタルアロイコイルの月間生産量を2011年末ま でに1億2000万個に引き上げる計画だと話した。現状の4000万個か らは3倍となる。スマートフォンの世界的需要を受け、中国・広東省 の工場でラインを増設するという。

6日付の日刊工業新聞は、メタルアロイコイルの生産能力増強を 報道。コイル応用部品事業の今期(11年12月期)売上高は280億円 規模に高まると伝えていた。牧野氏は、「メタルアロイコイルの需給が 引き締まっているのは事実だが、売上高予想については担当記者の思 いも入った予想数値で、当社からはコメントしない」としている。

クレディ・スイス証券は5日付で、移動体通信業界の11年新春ハ ンドブックを発行。スマートフォンの普及拡大と音声通信支出を削減 するニーズの顕在化などを予測した。その中で、同証としてのスマー トフォンのグローバル累計加入者数の予想値を15年で17億2000万人 (従来予想11億4000万人)、普及率24%、日本の加入者数を15年で 3170万人(同2290万人)、普及率24.7%にそれぞれ大幅上方修正した。

この日は東光以外にも、スマートフォン用組み込みカメラ向けシス テムLSI(大規模集積回路)を開発するルネサスエレクトロニクス やスマートフォンにも使われる水晶デバイスを手掛ける東京電波など が東証1部上昇率ランキングの上位に登場。スマートフォン関連銘柄 が人気化している。

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