富士重株06年来高値、米国での収益厚み増す-GS証強気に

富士重工業の株価が3日続伸。米国 での収益に厚みが増してきたとの指摘があり、業績拡大を期待した買い が先行している。前日比4.4%高の687円まで上昇し、2006年10月27 日以来およそ4年2カ月ぶりの高値水準を回復した。

ゴールドマン・サックス証券では5日付で、米国収益の拡大を見込 んで富士重の業績予想を上方修正すると同時に、投資判断を「中立」か ら「買い」に引き上げた。今期(11年3月期)の連結営業利益は前期 比3.3倍の900億円を予想。会社側は700億円を計画している。

同証券の湯澤康太アナリストは、「米国市場にフォーカスした車作 り、インセンティブを絞り込むことによる実質値上げ断行、北米生産拠 点の継続的な拡充による円高影響の吸収」が、北米での収益改善の背景 にあると、投資家向けリポートで指摘している。

湯澤氏は、短期的には2月4日に発表予定の10-12月決算を受け て11年3月通期業績に対する市場コンセンサスが切り上がるほか、中 期的には「13年3月期の連結営業利益1000億円の達成に向けた道筋が 新中期計画の発表で明確になる」とみる。ゴールドマン証では、投資判 断と同時に目標株価も660円から850円に上げた。目標株価は12年3 月期の同証予想PBR(株価純資産倍率)1.3倍を適用した。

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