ホーニグ総裁:景気は着実に回復-FOMCで反対意見は重要

米カンザスシティー連銀のホーニ グ総裁は、米経済が力強さを増しているとの認識を示した。また、米 連邦公開市場委員会(FOMC)がしっかりと役割を果たしていくた めには、政策当局者による反対意見が極めて重要だと指摘した。

ホーニグ総裁は5日、ミズーリ州カンザスシティーで講演。事前 原稿によれば、「私は景気回復が持続力を持ち、向こう数四半期で力 強さを増す可能性が高いとの確信を強めている」と語った。年間での 実質GDP(国内総生産)は、向こう数年は3.5-4%増になるとの 見通しを示した。

また同総裁は、現行のFOMCの政策に対して、あらためて反対 の姿勢を示した。FOMCは「景気が回復しつつある中で緊急の金融 政策を続けている」とした上で、FOMCの措置は「新たな不均衡や バブルを生むリスクがある」と指摘した。

FRBが4日公表した昨年12月14日のFOMC議事録による と、メンバーは経済の改善状況について、6000億ドルの国債購入計 画を縮小できるだけの水準には達していないとの見解を示した。ホー ニグ総裁はこの過去最大規模の刺激策への反対を続けている。

インフレについては、コアインフレ率は「短期的には穏やかな水 準にとどまる」と予想。その上で、「現在の経済情勢において実施さ れている金融・財政刺激策の度合いを考慮すると、今後の追加措置次 第で中長期的にインフレ率は上昇するはずだ」と述べた。

また物価の上昇ペースがさらに減速したり、明らかに下落するリ スクは「小さく、景気が回復していることを踏まえると、インフレ率 の一段の低下は向こう数カ月間にとどまるだろう」と語った。

反対意見

ホーニグ総裁は、講演の半分で金融政策決定における反対意見の 役割を擁護する姿勢を示した。

総裁は「反対票が混乱を招き、非生産的で、概して望ましくない とする考えは不健全だ」と言明。FRBは、異なる意見が積極的に出 るよう意図されていると加えた。

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