欧州債:独2年債が下落-予想以上の米民間雇用増で逃避需要が後退

欧州債市場ではドイツ2年債相 場が下落。昨年12月の米民間部門の雇用者数が市場予想の3倍近い 伸びを示したことから、域内で最も安全とされるドイツ国債に対する 需要が後退した。

ドイツ10年債は5営業日ぶりに下落。給与明細書作成代行会社 のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)エンプロイ ヤー・サービシズが同日発表した給与名簿に基づく集計調査によると、 12月の米民間部門の雇用者数は前月比で29万7000人増加した。 ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は10万人増だ った。

この日はポルトガルが6カ月物証券を5億ユーロ発行したほか、 ドイツは39億2000万ユーロ規模の10年債入札を実施した。また、 欧州連合(EU)によるアイルランド救済の資金を調達するため、欧 州委員会は50億ユーロのEU債を発行した。

BNPパリバ(ロンドン)の金利ストラテジスト、マテオ・レゲ スタ氏は、ADP統計データについて「非常に強かった。エコノミス ト予想中央値の2倍以上だった。これが市場のセンチメントを変えた」 と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、独2年債利回りは前日比8ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.91%と、ほぼ1カ 月ぶりの大幅上昇となった。一時は0.82%まで下げる場面もあった。 同国債(表面利率1%、2012年12月償還)価格は0.16ポイント 下げ100.175。

独10年債利回りは3bp上げ2.95%。ブルームバーグのデー タによると、ギリシャ10年債とのスプレッド(利回り格差)は975 bpに達し、過去最大を記録した。

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