大豊工株昨年5月来高値、非トヨタ向け拡販顕在を評価-シティ強気

トヨタ自動車系列の自動車部品メー カーである大豊工業株が大幅続伸。競争力の高いエンジンベアリング で、非トヨタ向け拡販が顕在化してきたとし、一部アナリストが投資 判断を引き上げた。収益期待で買いが先行し、一時前日比8.3%高の 820円と昨年5月18日以来、約7カ月半ぶりの高値水準を回復した。

シティグループ証券は、4日付で大豊工株の投資判断を「中立」 から「買い」に引き上げた。吉田有史アナリストは、「競争力の高いエ ンジンベアリングで非トヨタ向け拡販が顕在化してきた」(4日付の投 資家向けリポート)点を評価。大豊工は2009年以降、拡販活動を強化 しており、「売上高に占める非トヨタグループ向け比率は10年3月期 の25%から13 年3月期には31%まで高まろう」と同氏は指摘する。

大豊工の前期BPS(1株当たり純資産)は1520円で、前日終値 ベースのPBR(株価純資産倍率)が0.5倍。また、シティ証による 12年3月期予想EPS(1株当たり純利益)は104円で、PER(株 価収益率)でも7倍台にとどまり、「割安で買いを推奨したい」と吉田 氏は言う。同証の新しい目標株価は1070円で、前回から460円の引き 上げ。来期の予想BPS1654円に、過去10年の安値平均水準に相当 するPBR0.65倍を当てはめたという。

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