中国株、今年も下落の見通し-昨年の予想的中の国泰君安証券の張氏

中国人民銀行(中央銀行)がインフ レ抑制に向けて政策金利を引き上げるなか、同国の株式相場は2年連 続で下落する可能性がある。収入ベースで国内2位の証券会社、国泰 君安証券のストラテジストで、昨年の株安予想を的中させた張坤氏が 指摘した。

張氏はインタビューで、「今年も上昇はないだろう」と指摘。「イ ンフレが最大のリスクだ。政府は引き締め策を続けるだろう」との見 方を示した。

国泰君安証券は中国の主要証券会社のうちで唯一、2011年の株価 下落を予想。国内最大手の中信証券(CITIC証券)や、新財富誌 によって同国で最も影響力のある調査部門に選ばれた申銀万国証券は、 上海総合指数が少なくとも25%上昇すると予測している。同じく10 年の株価下落を正しく予想した中国国際金融(CICC)も、今年の 株高を見込んでいる。

ブルームバーグのデータによれば、上海総合指数は昨年末に

2808.08で終了。昨年1年の騰落率はマイナス14%と、世界10大市場 の株価指数で最悪のパフォーマンス。新規融資と不動産価格が過去最 高を記録したことを受けて、温家宝政権はインフレと資産バブルの抑 制に向けて、預金準備率を6回にわたって引き上げ、10月以降2度の 利上げを実施した。今年最初の取引日となった4日の同指数の終値は

1.6%高の2852.65だった。

人民銀は今年、インフレ率を4%近辺で抑えるために利上げを継 続すると、張氏はみている。昨年11月のインフレ率は5.1%と、2年 4カ月ぶり高水準に達していた。同氏は昨年3月、政府が景気を落ち 着かせるための措置を加速したことから、既に9.2%下げていた上海総 合指数が1-6月(上期)にさらに17%下落し2500まで落ち込むと予 想。昨年上期の同指数の実際の下落率は27%だった。

--Zhang Shidong. With assistance from Shiyin Chen and Reinie Booysen in Singapore and Li Yanping in Beijing. Editors: Allen Wan, Eric Martin

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 野崎 ひとみ Hitomi Nozaki +81-3-3201-3549 or hnozaki1@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Zhang Shidong in Shanghai at +86-21-6104-3040 or szhang5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Reinie Booysen at +65-6212-1154 or rbooysen@bloomberg.net

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