経財相:デフレ克服と消費税引き上げはバランス必要

海江田万里経済財政担当相は5日午 前の閣議後会見で、日本経済はデフレ克服が大きな課題だとあらため て指摘した上で、消費税率引き上げについては、デフレ克服の時期な どとバランスを取るべきだとの考えを示した。

海江田経財相は、デフレ克服について「大きな課題だ」と述べ、 2011年度中に「とにかく物価をプラスに持っていく。そこから、そう した状況を安定的に継続させ、デフレを克服させていくことが政府の 目標だ」と強調。ただ、物価が再び下落しない状況を示す「デフレ脱 却」については、11年度中の目標でないこともあらためて指摘した。

その上で、「デフレの克服と消費税のアップ、このタイミングを、 バランスを持って考えていかなければならないと思っている」と表明。 「消費に対して政策の与える影響は非常に大きい」と述べ、消費税引 き上げ前には「駆け込み需要が起き、消費の先食いの後は、大きな影 響が出てくる。よくかじ取りをしなければならない」と語った。

菅直人首相は1日付で発表した「年頭所感」で、消費税を含めた 税・社会保障制度の抜本改革の具体像を6月までにまとめる意向を表 明。経財相はその中に「消費税の税率が含まれるのかは確認していな い」と述べた。

内閣改造に関しては、閣議及び閣僚懇談会などで「総理の口から 人事の刷新や内閣の改造など、そういう話は全く聞いていない」とし つつも、通常国会開会を控え「最強の布陣を敷くことは定石だ」と語 った。

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