ヤフー株反落、スマートフォン普及の弊害を懸念-GS証は新規弱気

ネットサービス最大手のヤフー株が 一時、前日比3.8%安の3万500円と反落。12月2日以来、約1カ月 ぶりの安値を付けた。ソーシャルメディア、スマートフォン(多機能 携帯端末)の普及からマイナスの圧力を受ける可能性があるとし、ゴ ールドマン・サックス証券では投資判断を新規に「売り」としたため、 株価の先安警戒感が広がった。

ゴールドマン証の小池隆由アナリストは4日付のリポートで、ス マートフォンの普及でPCの利用時間、ソーシャルメディアの普及で 生活者の利用時間とトラフィックの流れをポータルから奪う可能性に 言及。すでにソーシャルメディアの台頭で、ヤフーのディスプレー広 告のページ・ビュー数、検索広告のクリック数など広告価値の生産量 の伸びは緩やかになっているという。一方で、eコーマース、プレミ アム会員収入など広告以外の主要事業で業績けん引役は不在とした。

こうした中期的な不透明感に加え、短期的な業績予想をベースに したバリュエーション分析、調査対象企業の相対比較から「株価が割 高である」とし、今後12カ月間の目標株価を2万5500円と現状より 低い水準に設定した。同水準は、12年3月期の予想PERで15.6倍 に当たる。同証では、11年3月期の連結営業利益予想を1552億円、 12年3月期を1633億円としている。前期実績は1438億円。

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