BOA「裏口救済」の恐れ-ウォーターズ議員が米住宅金融2社を批判

米政府管理下にあるフレディマック (連邦住宅貸付抵当公社)とファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)は米 銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)との和解で、納税者を欺いた恐 れがあるとマキシン・ウォーターズ下院議員(民主、カリフォルニア 州)が指摘した。BOAに住宅ローン債権の買い戻しを求めていた両 住宅金融会社は、同行から計28億ドル(約2300億円)を受け取る ことで合意し、それ以上の支払いは求めなかった。

ウォーターズ議員は4日、電子メールを通じて、「今回の和解は時 期尚早で金額が低過ぎた可能性がある」とのコメントを発表。BOA が3日発表した合意が「結果的に納税者の負担でBOAを支援する裏 口救済となる恐れがある」と指摘した。

和解成立を受けて、BOAの株価は3日、6.4%上昇。フレディ マックとファニーメイは、BOAが不適切なデータを基に住宅ローン 債権を販売したと主張していた。ニューヨーク連銀の元アナリストで インスティチューショナル・リスク・アナリティクスの共同創業者、 クリス・ウェーレン氏は同日、BOAにとって「明らかに恩恵となる」 合意内容だと指摘していた。

下院金融委員会のメンバーでもあるウォーターズ議員は、「合意発 表後にBOAの株価が急伸したことで、私の疑惑はますます強まって いる」と述べた。

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