【個別銘柄】ヤフー、JR東海、電化、JX、シンフォテ、ルネサスエ

株価変動材料の出た銘柄の終値は以 下の通り。

ヤフー(4689):前日比4.7%安の3万200円で東証1部下落率2 位。一時3万150円を付け、2010年12月1日以来、約1カ月ぶりの安 値を付けた。ソーシャルメディア、スマートフォン(多機能携帯端末) の普及からマイナスの圧力を受ける可能性があるとし、ゴールドマン・ サックス証券では投資判断を新規に「売り」としたため、株価の先安警 戒感が広がった。

東海旅客鉄道(JR東海:9022):2.2%安の66万7000円。同社 の山田佳臣社長は日本経済新聞社のインタビューで、12年3月期の連 結ベースの設備投資が計画の3280億円を「数百億円上回る」と述べ、 過去最高になるという見通しを示した。これを受け5日付の同紙は 3500億円程度になる公算が大きいと報道、先行投資負担による短中期 業績懸念が広がった。

電気化学工業(4061):2.8%安の382円。発光ダイオード(LE D)材料の伸び悩みや半導体材料の低迷から、野村証券では業績不透明 感が増しているとし、同社株の目標株価を500円から420円に引き下げ た。投資判断も「2(中立)」に下げ。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が0.9%高の3295円、シャー プ(6753)が3.1%高の879円。米商務省が4日発表した10年11月の 製造業受注額は前月比0.7%増加。ブルームバーグがまとめたエコノミ スト予想の中央値0.1%減から予想に反して増えた。良好な米経済統計 の発表が相次いでいることが好感された。

資源関連株:住友金属鉱山(5713)が1.8%安の1423円など。米 国の景気拡大期待から4日の外国為替市場でドルが上昇した影響で、原 油、金など海外商品相場が大幅反落。収益上積み期待が後退した鉱業や 非鉄金属株などに売りが先行した。東証1部下落率上位にはETFS銀 上場投信(1673)や純銀上場信託(1542)など商品を対象とした上場投 資信託(ETF)が顔を出した。

JXホールディングス(5020):2.3%高の576円。ベトナム沖鉱 区での天然ガス田発見について午後3時に発表すると午後1時30分頃 伝わり、上げ幅を拡大した。午後3時に同国ブンタウ市南東沖120キロ メートルの16-2鉱区で試掘した結果、天然ガス・コンデンセートを 発見したと正式発表した。

シンフォニアテクノロジー(6507):34%高の298円で東証1部上 昇率2位。同社総務秘書グループ長の増田理史氏によると、同社は日本 の電気自動車(EV)用充電器の統一規格「CHAdeMO(チャデ モ)」の普及を目指す「チャデモ協議会」に参画、1台の電源盤に2台 の充電スタンドを設置できるセパレート型のEV用充電器を開発してい る。29日付の読売新聞が米国でEV走行実験に日本の充電器の統一規 格が採用されたと報道して以来、関連銘柄が買われている。高岳製作所 (6621)も2.3%高の484円。

ルネサスエレクトロニクス(6723):11%高の918円で東証1部上 昇率6位。携帯電話のカメラ向けに高機能LSI(大規模集積回路)を 開発し、3月から生産を開始することが明らかになり、高機能製品の拡 充によるカメラ向けLSIのシェア拡大が期待された。同社広報課の猪 熊紫野氏は「今回の新製品は連写機能に重きがあり、シャッタータイミ ングを逃さないことでデジタルカメラに機能が近くなる」と話した。

グリー(3632):6.1%高の1097円。ゴールドマン・サックス証券 は4日付で同社株の調査を開始。海外展開が加速するほか、グローバル インターネットゲームセクター比較で割安だとし、同社株の投資判断を 「買い」とした。目標株価達成確度の高い「コンビクション・リスト」 にも採用。

愛知製鋼(5482):6.6%高の599円。一時607円を付け、07年12 月7日以来の高水準に回復した。クレディ・スイス証券は4日付で同社 株の目標株価を600円から680円に引き上げた。日系自動車メーカーの 海外での増産による特殊鋼需要の好調を受け、来期の連結営業利益予想 を175億円から200億円に引き上げている。

JSR(4185):3.6%高の1599円。野村証券は4日付で同社株の 投資判断を「中立」から「買い」に1段階引き上げた。新しい目標株価 は1850円で、前回より350円高い。業績回復傾向を評価したほか、モ バイル機器の需要拡大で恩恵を受けるという。同じく同証券が「買い」 に上げた日本触媒(4114)も1.3%高の864円と続伸。

大豊工業(6470):4.1%高の788円。一時820円を付け、10年5 月18日以来の高値。シティグループ証券は4日付で同社株の投資判断 を「ホールド」から「買い」に引き上げた。新しい目標株価は1070円 で、前回から460円の引き上げ。競争力の高いエンジンベアリングで、 非トヨタ向け拡販が顕在化してきた点を評価。

東芝(6502):2.5%高の460円。同社は子会社の米ウエスチング ハウスを通じ、中国の大型原子炉開発に協力する方向で検討しているこ とが明らかになった。5日付の日経新聞朝刊は、17年ごろの実用化を 目指すとしており、将来的な収益寄与が期待された。原子炉開発期待か ら木村化工機(6378)は9.1%高の674円と急騰。

メガネトップ(7541):3.8%安の785円。主力業態で年末セール を手控えた影響から、12月の既存店売上高は前年同月比11%減少、5 カ月ぶりに前年同月を下回った。昨年6月(14%)以来の減少率で、収 益懸念の売りが優勢となった。

ワークマン(7564):2.4%高の1546円。12月の既存店売上高は 前年同月比7.1%増となった。防寒肌着やハイネックシャツなどが好調 に推移、低価格商品の安全スニーカーも伸びた。

ゲンキー(2772):3.9%高の1250円。出店戦略が奏功して福井県 や岐阜県で地域シェアが高まっており、11年6月期の連結純利益予想 を6億3500万円から7億7000万円に21%引き上げた。3.2%の減益予 想が一転、17%の増益となる見込みで、買いが優勢となった。

ファルコSDホールディングス(4671):5.9%高の723円。発行 済み株式総数の1.2%に相当する15万株を上限に自己株式の取得を行 うと4日に発表、株式需給の改善などが期待された。取得期間は5日か ら3月31日。

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