米セイバー債保証コスト上昇、アメリカン航空との対立懸念で

4日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米セイバー・ホールディングスの社債保 証コストが昨年5月以来の高水準に上昇。米AMR傘下のアメリカン 航空とオンライン旅行代理店との対立に巻き込まれる恐れがあるとの 観測が広がった。セイバーは2000年にAMRからスピンオフ(分 社・独立)した。

CMAによれば、オンライン旅行代理店トラベロシティ・ドッ ト・コムの親会社であるセイバーのCDSスプレッドは、63.7ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の536.6bp。同業の エクスペディアは9.8bp上げて158.8bp。

エクスペディアは1日、アメリカン航空の価格モデルについて、 乗客が比較検討して航空券を購入するのを困難にしていると主張し、 同社の料金情報を自社の旅行予約サイトから削除した。アメリカンは 先月、旅行サイト「オービッツ・ワールドワイド」への情報掲載を打 ち切った。

シティグループのクレジットストラテジスト、ミハイル・フォー 氏(ニューヨーク在勤)は「航空会社は収入を分け合うことを望んで いない」と指摘。セイバー債の保証コスト上昇は「同社もアメリカン を排除するとの観測」が広がったためだと説明した。

米社債保証コストは2日連続で低下し、昨年4月以来の低水準と なった。連邦準備制度理事会(FRB)が国債購入計画を継続する方 針を示唆したことに反応した。マークイット・グループによれば、北 米企業の信用リスクの指標であるマークイットCDX北米投資適格指 数のスプレッドはニューヨーク時間午後5時8分(日本時間5日午前 7時8分)現在、1bp低下の82.4bp。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE