グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が5営業日続伸。約2カ月ぶり の長期の上昇局面となった。米製造業活動の拡大ペース加速が示され、 世界的な景気回復への楽観的な見方が広がった。

米ウォルマート・ストアーズなどへの納品業者として最大手、リ ー・アンド・フォン(利豊、494 HK)は4.9%高。携帯電話の受託 生産最大手、富士康国際(フォックスコン、2038 HK)は3.3%高。 米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業景況指数は 57と、7カ月ぶりの高水準となった。

中国建設省傘下の不動産開発会社、中国海外発展(688 HK)は

3.7%上昇。中国政府が不動産に対する課税導入を遅らせる可能性が あると一部報道が伝えた。

石炭生産で中国2位の中国中煤能源(1898 HK)は3.4%高。 オーストラリアでの供給混乱で石炭が値上がりするとの観測から、石 炭生産株に買いが入った。3位のエン州煤業(1171 HK)も3.1% 高だった。

ハンセン指数は前日比232.43ポイント(1%)高の

23668.48と、終値としては昨年11月16日以来の高値となった。 この日まで5営業日の上昇率は計4.6%。5営業日続伸は昨年11月 8日までの6営業日連続以来の長期の値上がり。ハンセン中国企業株 (H株)指数は前日比1%高の13016.37。

信達国際の調査ディレクター、キャスター・パン氏(香港在勤) は、「投資家が米景気回復を当て込んでいることから、今年前半の相 場は期待できそうだ」と指摘。「1月いっぱいは上昇傾向が続く可能 性もある。しかしハンセン指数は今年28000あたりで頭打ちとなる 公算が大きい。景気がそれほど拡大しなければ、年央すぎには不透明 感が増すかもしれない」と述べた。

【中国株式市況】

今年最初の取引となった中国株式相場は上昇し、4営業日続伸し た。インフレ率が昨年12月に鈍化したとの予想に加え、政府は不動 産市場に対する一段の抑制策を講じないとの観測が広がった。

不動産開発の万科企業(000002 CH)は7.1%高。同業の保利 房地産集団(600048 CH)は9.9%高。政府が不動産に対する課税 導入を遅らせる可能性があるとの中国誌、新世紀の報道が好感された。

銅生産で中国最大手の江西銅業(600362 CH)は1.7%高。石 炭生産で最大手の中国神華能源(601088 CH)は1.9%高。金属相 場上昇のほか、豪州クイーンズランド州の洪水で石炭供給が減り値上 がりするとの観測が高まり、資源株に買いが入った。石炭生産2位の 中国中煤能源(601898 CH)も1.9%高だった。

精熙投資管理の最高投資責任者(CIO)、王征氏(上海在勤) は、「世界的な地合い改善と経済統計の好転で、リスク資産に対する 投資意欲が高まった」と指摘。「不動産への課税導入が遅れるとの観 測が、この日の相場上昇の誘因となった。不動産株はかなり割安だ」 と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は、前営業日比44.57ポイント(1.6%)高の

2852.65。上海、深セン両証取のA株に連動しているCSI300指 数は同2%高の3189.68。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチと中国国際金融 (CICC)のエコノミストらは、中国の昨年12月の消費者物価指 数(CPI)が、前年同月比5.1%上昇となった11月よりも鈍化す るとの見通しを示した。

【インド株式市況】

インド株式相場は5営業日ぶりに下落し、指標のセンセックス 30種株価指数は2週間余りで最大の下げとなった。流動性不足で融 資の伸びが抑制されるとの懸念から、銀行株が売られた。

インド最大の銀行、インドステイト銀行は3営業日ぶりに下げた。 同行のS・S・ランジャン最高財務責任者はこの日、銀行の手元資金 不足が金利上昇につながる可能性があると指摘した。同2位のICI CI銀行は2週間ぶり安値に落ち込んだ。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比62.33ポイ ント(0.3%)安の20498.72で終了。この日の取引は方向感のない 展開に終始した。ステイト銀(SBIN IN)は3.1%安の2735.60ル ピー、ICICI銀(ICICIBC IN)は3.6%下げ1104.05ルピー で引けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前営業日比2.7ポイント(0.1%)安の

4742.5。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比15.06ポイント(0.7%)高の

2085.14。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比28.11ポイント(0.3%)安の8997.19。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比14.52ポイント(0.5%)高の3250.29。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比18.47ポイ ント(1.2%)高の1551.89。

【タイ株式市況】

SET指数は前営業日比9.65ポイント(0.9%)高の

1042.41。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比32.54ポイント(0.9%)高の

3760.06。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比3.52ポイント(0.1%)高の

4218.73。

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