スペイン:新たなストレステスト実施へ、救済基金利用は限定-首相

スペイン政府は国内銀行に対し、 新たなストレステスト(健全性審査)実施する計画だ。投資家を安心 させ貯蓄銀行が必要な資本を調達できるようにし、銀行救済の政府基 金の利用を限定する方針だ。サパテロ首相が4日、明らかにした。

同首相はラジオ局オンダ・セロとのインタビューで、貯蓄銀行の ストレステストを「直ちに」実施するとし、各行が必要な資本を「市 場から」調達できるようにするためだと説明した。資本を調達「でき ない銀行があれば、銀行再建基金(FROB)の支援を得られるが、 それは限定的だ」と語った。

FROBは2009年に90億ユーロ(約9900億円)の規模で設立 され、さらに900億ユーロを借り入れにより調達することが認められ ている。貯蓄銀行業界の統合再編に向けて既に約110億ユーロの支援 を決めている。国債利回り上昇に見舞われた政府は、銀行システムが 財政を脅かすことはないと投資家に納得させようとしている。

サパテロ首相は、10年の財政赤字は対国内総生産(GDP)比

9.3%という目標よりも若干低かったと述べ、今年はGDPの6%に 縮小させる決意をあらためて表明した。

また、スペイン銀行(中央銀行)は貯蓄銀行に対し、今後数週間 に不動産市場へのエクスポージャーについて追加データを公表する ことを求めた。

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