ギリシャのピレウス銀、株主割当増資で880億円調達へ-自己資本強化

ギリシャ4位の銀行、ピレウス銀行 は8億710万ユーロ(約880億円)を調達するため、既存株主に保有 株5株につき新株12株を1株当たり1ユーロで割り当てる。

同行が3日、取締役会後にファクスで配布した発表資料によると、 今回の株主割当増資は転換社債の発行を含む10億5000万ユーロ規模 の増資計画の一環で、応募期間は1月31日まで。新株の取引は2月 10日に始まる。

ミハエル・サラス最高経営責任者(CEO)は発表資料で、株主 割当増資は同行の中心的な株主に支持された「画期的な出来事」だと 指摘。これによって「厳しい経済環境を踏まえて防御を強化」できる ほか、事業を展開する「各国・地域の経済の緩やかな回復」に備えて 好位置につけることが可能だと述べた。

先月アテネで開かれた臨時株主総会で、8億700万ユーロ規模の 株主割当増資と2億5000万ユーロ規模の転換社債発行計画が承認さ れた。

株主割当増資により同行の中核的自己資本(Tier1)比率は 約200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して9.5%に、 全体の自己資本比率は11.7%に高まる見通し。同行は昨年7月、欧州 連合(EU)の監督当局が行ったストレステスト(健全性審査)を最 低所要レベルであるTier1比率6%で通過した。

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