タイ:バーツと国債相場が上昇-海外資金流入が拡大するとの観測

4日のタイ金融市場では、通貨バー ツが対ドルで値上がりし、約3週間ぶりの高値に近づいている。国債 相場も上昇。景気拡大と利上げに伴い、世界のファンドが同国資産の 買い入れを拡大するとの観測が広がった。

バーツは2010年に11%上昇。同年、タイ株には海外投資家の資 金19億ドル(約1560億円)が流れ込み、06年以来最大を記録した。 タイ中央銀行は昨年、インフレ抑制に向け3度の利上げを実施し、現 在の政策金利は2%となっている。これに対して米国は最高0.25%、 日本は0.1%、ユーロ圏は1%にとどまっている。

みずほ証券の林秀毅グローバルエコノミストは、経済成長が力強 さを増し、金利面での一段の優位さにつながる利上げが見込まれるア ジアに資金が流入すると予想。アジア通貨には今後も引き続き上昇圧 力が見られるだろうと指摘した。

ブルームバーグのデータによれば、バーツはバンコク時間午前8 時41分(日本時間同10時41分)現在、0.4%高の1ドル=30.03バ ーツ。オンショア市場での昨年最後の取引日、12月30日は30.15バ ーツだった。タイ金融市場が祝日で休場だった間に、オフショア市場 では一時29.96バーツと、先月15日以来の高値を付けた。

タイ国債相場も上昇。ブルームバーグのデータでは、表面利率

3.125%、15年12月償還の国債の利回りは2ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の3.22%。先月30日は3.24%で終えていた。

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