PIMCOとルーミス、株高と米国債相場下落で転換社債を選好

債券ファンド運用最大手、米パシフ ィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)と米資産運 用会社ルーミス・セイレスは、株高と米国債相場の下落で転換社債価 格が今年一段高となるとみている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数データに よると、昨年の転換社債のリターンは16.8%と、米国債や米国株の 主要株価指数、高利回りおよび投資適格級の社債、地方債のリターン を上回った。

米景気改善の兆しから債券投資家は転換社債に目を向けている。 S&P500種株価指数の2010年10-12月(第4四半期)のリター ン(配当の再投資を含む)はプラス10.76%となった一方、米国債は マイナス2.7%だった。こうした状況下でPIMCOトータル・リタ ーン・ファンドは運用対象を拡大し、03年以降初めて株式関連証券に 投資する方針だ。また、過去5年間のリターンが債券ファンドの98% を上回るルーミス・セイレス・ボンド・ファンド(運用資産194億ド ル=約1兆5900億円)も転換社債に資金を投じている。

アリアンツ・グローバル・インベスターズ・キャピタルで28億 ドル相当の転換社債運用に携わるジャスティン・カス氏(サンディエ ゴ在勤)は「金利が若干ながら上向き始めたことで、投資家は金利上 昇による債券ポートフォリオへの影響を認識している」と指摘した。

BOAメリルリンチの米州株式関連資本市場責任者、プラサン ス・ブリ・ラオカティ氏(ニューヨーク在勤)は、今年の転換社債発 行額が「記録的水準」に近い500億ドルに急増する可能性があると予 想する。昨年の発行額は14年ぶり低水準の338億ドルだった。

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